ルールは至って簡単

日本ダービー卿チャレンジトロフィー2012の歴史を勉強していると、
「こんなこともあったのか!」という新鮮な発見も結構あるものです。
そうした産経大阪杯2012を取り巻く事件の中の一つに「ハスラー事件」があります。
この事件は1970年の10月の中山競馬場で起こりました。
10月11日の第6競走「あきはぎ賞」において、
単勝1番人気のハスラーという馬が出走直前にゲート内で負傷して発走取消しになります。
ここまでは現在の競馬でも十分に起こり得ることであり、
特別に事件が起きるような要素は無さそうな気がします。
しかし、この当時は発売されていた馬券が単勝と複勝と枠番連勝複式のみでした。
つまり断然人気のハスラーが出走を取り消したことでその枠の可能性は激減しました。
しかし同枠にもう一頭が入っているのですからぞろ目の馬券以外は取り消されません。
これはその枠がらみの連勝複式馬券を買った人たちにとっては実に理不尽な話です。
一部の人たちはこの枠がらみの馬券の買い戻しを要求し、
競馬会もそれに応じてしまったのです。
しかし問題はレース終了後です。
払い戻しの事実を知った他の人達は当然自分達の馬券の買い戻しを要求します。
しかし桜花賞会側はキリが無いと思ったのかこれを拒否。
結果的には施設への放火未遂や職員への暴行などが発生し、
ある意味暴動に近いような形になってしまったのだそうです。
これは現在でも「同枠取り消し問題」の一環として語られています。
その後競馬会は対策として「単枠指定制」を導入し、
これも不備が指摘されると「馬番連勝式馬券」を導入しました。
今でも枠連馬券は発売されていますから、根本的な解決はされていません。
しかし馬券の枠連馬券のシェアが小さくなるにつれ、大きな批判は無くなっています。
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